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歯並び・噛み合わせの悪さは病気の原因に
歯並びが悪い場合は精神的に、また噛み合わせが悪い場合は身体的に、さまざまな影響を及ぼします。このほかにも、冷え性、腰痛、めまい、いびき、集中力低下、生理不順・不妊といった悪影響を招く恐れがあります。
歯並びからくる影響
●精神的影響
人と話すときに歯並びの悪さがコンプレックスとなり、人と話すのが嫌になったり、人と接触するのを避けるようになったり、口を開けて笑えなくなったりします。
●虫歯や歯周病にかかりやすくなる
歯同士が重なっているなど歯並びが悪いと、歯ブラシの毛先が歯と歯の間に届かず、その部分に歯垢や歯石が溜まって虫歯や歯周病など歯の病気にかかりやすくなります。
また、唾液にはお口の中をきれいにする自浄作用がありますが、噛み合わせが悪いために食べ物をよく噛むことができずに唾液の分泌量が減り、お口の中が汚れたままとなってしまいます。その結果、それが口臭の原因となることもあります。
噛み合わせからくる影響
●発音障害
反対咬合や開咬の場合、さ行やた行の発音が不明瞭になりがちです。
●イライラや体調不良
噛み合わせが悪いと、うまく噛もうとするために顎が不自然な動きをするので、顎や肩の筋肉に無理な力がかかります。そのため、この周辺の筋肉が疲れて神経や血管を圧迫し、身体のあちこちに悪影響を及ぼすことがあります。頭痛、肩こり、胃腸障害から、イライラ、気分の落ち込み、無気力といった精神的影響まで、さまざまな症状の原因となる可能性があります。
●顎関節症
口を大きく開けることができない、口を開けるとカクカク音がする、顎の関節に痛みがあるといった症状が見られるのが顎関節症です。姿勢が悪かったり、ストレス、歯ぎしり、食いしばりなどがあったりすることが原因とされますが、噛み合わせの悪さも大きな原因の1つと考えられています。噛み合わせが悪いと、顎の関節に無理な力がかかるために、身体のほかの部分に異常が現れるのです。
●胃腸障害
噛み合わせが悪いために食べ物を十分に噛み砕くことができなくなります。また、ものを噛むことには唾液を分泌させる働きがありますが、十分に噛めないと唾液の分泌が少なくなり、食べ物が消化しにくい形のまま胃に送られてしまいます。その結果、胃に負担がかかって調子が悪くなってしまいます。
●不眠症
十分に噛み合わせが行われないために脳に送られる信号の調子が悪くなり、夜になっても脳が活動的な状態となるため不眠になります。
●肥満
あまり噛まないために脳に送られる信号が減少し、いつまでも満腹感が得られないために食べ過ぎの原因となります。その結果、肥満になります。
●高血圧
噛み合わせが悪いと特定の歯だけが噛み合うため、その刺激が首の筋肉と血管を圧迫します。その結果、血液循環が悪くなり高血圧の原因となります。